ECサイトの運用を行っているものの、イメージしたとおりに集客できず苦戦を強いられているという企業も多いでしょう。ECサイトの運用にはいくつかコツがあり、自社に合った方法を実践しないと思うような成果は得られません。
そこで今回は、インターネット広告やSNS活用をはじめとした、ECサイトにおける有効な集客方法を4つ解説していきますので、集客についてお悩みの方はぜひお役立てください。
ECサイトにおける集客方法は主に4つ
ECサイトにおける集客方法は主に4つあります。
<ECサイトにおける集客方法>
- インターネット広告
- SEO対策(検索エンジンからの集客)
- SNS活用
- インフルエンサーPR
なお、主流となるのは「インターネット広告」「SEO対策」「SNS活用」の3つです。それぞれ費用相場やメリット・注意点が異なるため、自社に合った集客方法を選択しましょう。
ECサイトの集客方法①:インターネット広告
インターネット広告の種類はさまざまで、検索エンジンのサーチ結果に反応するものから、不特定多数の人物に訴求するものまであらゆるタイプから最適なものを選べます。代表的なインターネット広告の種類と費用相場を以下の表で確認してみましょう。
【代表的なインターネット広告の種類と費用相場】
広告名 | 費用相場 |
リスティング広告 | ・10~500円/1クリック |
ディスプレイ広告 | ・50~100円/1クリック・数十円~数百円/1,000PV |
アフィリエイト広告 | ・月額3~5万円+成果報酬 |
SNS広告 | ・20~200円/1クリック |
ここからは、各広告の特徴について詳しく解説していきます。
リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使ってキーワード検索を行った際、検索結果の上段や下段に表示される広告のことです。このリスティング広告は、表示回数ではなくクリック回数に応じて一定の費用を支払います。検索されたキーワードと連動するため、受動的なユーザーには訴求できませんが、購買意欲の高いユーザーに働きかけられる点がメリットです。
ディスプレイ広告
特定のWebサイトやアプリなどに広告を掲示する方法です。商品やサービスとの関連性が高いサイト・アプリに出稿でき、テキストに加えて画像や動画でも訴求できます。複数の媒体にまとめて出稿できる「アドネットワーク」や、複数のアドネットワークに出稿できる「DSP」も広く活用されています。
アフィリエイト広告
第三者のメディアに出稿するタイプの広告がアフィリエイト広告です。成果報酬型であることが特徴的で、コンバージョン数に応じた報酬を支払います。自社商品・サービスとの相性が良いサイトやブログを選んで出稿できる点が主なメリットです。
SNS広告
InstagramやTwitter、LINEをはじめとするSNSのタイムラインに表示させる広告です。登録者数が多いSNSに出稿できるため、集客の機会を増やしやすくなるほか、拡散効果に期待できることも特徴といえます。
ECサイトの集客方法②:SEO対策
SEO対策とは、検索エンジンにおけるサーチ結果の上位に自社サイトを表示させるための施策のことです。競合他社よりも上位に表示させることで訴求機会を増やせるため、多くの企業が時間と手間をかけてSEO対策を行っています。
関連記事の投稿などでサイトの質を向上させる「コンテンツSEO」は特に有効です。費用にはばらつきがありますが、月額5~30万円が目安と考えましょう。ここからは、コンテンツSEOの手順を簡単にご紹介します。
自社商品に適したキーワードを選定する
まずは自社商品に適したキーワードの選定から始めましょう。キーワード選定を的確に行うことで、Webサイトへの滞在時間が増える、コンバージョンが伸びるといった効果に期待できます。
対策キーワードを軸にしたコンテンツを作成する
対策キーワードを決めた後は、キーワードを軸にしたコンテンツを作成します。たとえば健康食品を販売する場合、主成分に期待できる効果を詳しく解説する記事や、効果を発揮しやすい使い方を紹介する記事を用意すると良いでしょう。
自社サイトにコンテンツをアップする
コラムやブログなどのコンテンツを作った後は実際にアップしましょう。アップ完了後はそのまま放置するのではなく、リライトを行うなどの改善も実施しましょう。その後はPVやコンバージョン率が高い記事・低い記事を分析し、必要な追加コンテンツを製作します。
ECサイトの集客方法③:SNS活用
SNSに広告を投稿して集客を図る方も少なくありません。SNSは若い世代のユーザーが多いため、若年層をターゲットにした商品との相性が良いでしょう。主に活用されているのは以下の5つといわれています。
<主に活用されているSNS>
- LINE
- Tik Tok
SNS広告の費用は、目安として1クリックあたり20~200円前後です。ここからは、上記5つのSNSの種類と特徴を紹介していきます。
Twitter は、140文字までのテキストを主体とした投稿を行えるSNSです。登録者・利用者は全世界に点在するため、グローバルな取引を行っている企業にも適しています。リツイート機能による拡散効果にも期待でき、想定外の層に宣伝効果が波及するかもしれません。
Instagramは画像を中心とするコンテンツを投稿できるSNSで、商品画像を利用し、自然な流れでクリック・コンバージョンへと導けることが魅力です。また、ターゲットも細かく設定できるため、「20代女性」などピンポイントで訴求することも可能です。
LINE
LINEは利用者数が圧倒的に多く、出稿するだけで一定の広告効果を見込めます。トーク画面そのものには広告を掲示できないものの、トーク履歴を表示する画面や、タイムラインの目立つ場所などにバナー広告を掲載することが可能です。
Facebookは、基本的に実名で登録する珍しいタイプのSNSです。生年月日や性別、職種などが正確に登録されていることが多く、細かくターゲティングできるメリットがあります。アクティブユーザーは減少傾向にありますが、まだまだ利用価値の高いSNSといえるでしょう。
Tik Tok
ここ数年で登録者数・利用者数を急激に伸ばしているSNSがTik Tokです。10台を中心とした若年層に利用者が多く、流行の発信基地としても機能しています。
ECサイトの集客方法④:インフルエンサーPR
フォロワー数が多いインフルエンサーとタイアップを組んで集客を図るのもひとつの手です。インスタグラマーやユーチューバーがこれに該当し、話題性のある商品や見栄えの良い商品との相性が優れています。主流とはいえない集客方法ではあるものの、瞬間的な効果は比較的高く、依頼した場合の費用相場はフォロワー一人あたり2~4円です。
集客だけでなく、リピーター獲得のための施策も重要
新しい顧客を増やすことも大切ですが、売上を持続させるためにはリピーター獲得のための施策も重要です。リピート率を上げるためには、以下の方法を取り入れると良いでしょう。
<リピート率を高める施策>
- リマーケティングを行う
- SNSで情報を発信する
- 割引・ポイント付与などのキャンペーンを実施する
- 顧客のアフターフォローに力を入れる
- アプリを作成する
詳しくは以下の記事で紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
●ECサイトのリピート率、平均はどのくらい?リピート率を高める6つの方法
まとめ
ECサイトへの集客に有効な方法は主に4つあります。それぞれ費用や特徴、相性の良い商品・サービスが異なるため、自社にマッチする集客方法を選びましょう。
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